« 知立~鳴海~宮へ 10月7日 | トップページ | 四日市~石薬師~庄野~亀山へ  11月3日 »

2007.11.14

桑名~四日市 11月2日

いつものように朝5時起きで自宅を出て、電車・新幹線などを乗り継いで、やっと10時半に桑名駅に着きました。

前回「宮」の「七里の渡し」でゴールしていました。東海道五十三次は「宮」から「桑名」までは海上を大きな渡し舟で渡っていたところで、ここだけは東海道が途切れています。

本当は私も「渡し舟」で渡りたかったのですが、今はチャーターでもしないかぎり舟はないので、それはあきらめました。したがって今日は桑名まで電車で来たのです。

桑名駅から今日のスタート地点の「七里の渡し」に向けて歩き始めました。

桑名は「その手は桑名の焼きハマグリ」ということわざにあるとおり江戸時代には焼きハマグリで有名だったところです。駅から「七里の渡し」までの道沿いにも何軒もハマグリの佃煮を売る店があります。

途中に「はまぐり食堂」という焼きハマグリを食べさせる店がありました。今日のスタート前に私も「焼きハマグリを」食べたいと思っていましたが、まだ時間が早くて開店しておらず、諦めざるを得ませんでした。

Photo_2  Photo_3

20分ぐらいで「七里の渡し」に着きました。この地域は伊勢湾台風で大きな被害を受けたため、大規模な堤防工事がなされており、昔の面影は感じることができません。

しかし、桑名城の石垣だけは残っており、そこにお城の一部が復元されていて、わずかに昔を想像させてくれます。

しばらく海を眺めて昔の渡し場の賑わいを思い浮かべた後、近くにある本陣の跡を見てから、11時15分に今日のスタートを切りました。

Photo_4

お寺の多い桑名の街を歩いていると、突然奇妙な店が眼に入りました。看板には「いもや本店」と書いてあるのですが、一目で「何だか変わった店」という感じがします。入り口が雑然としているのです。

のぞいてみるとすぐに店の主人らしきおじさんが現れ、「どうぞ中に入ってのぞいていってくださ~い!」とにこやかに話しかけてきてくれました。

Photo_6

中は天井から床までびっしりとプラモデルやおもちゃの箱や袋が雑然と置かれたりぶら下げられたりしています。まるで異次元に入り込んだかのようです。

「こんな店が日本に一軒ぐらいあってもいいでしょう。」と嬉しそうなにこやかな顔をしておじさんは言っていました。今までにテレビ局の取材もいくつも来たそうで、有名人も何人か来たとのことでした。

おじさんの悩みは息子がこの店を継いでくれないので、自分限りで閉店になりそうだということらしいです。「ゆっくりしていってください」と言ってくれましたが、まだスタートしたばかりなのですぐに失礼して店を出ました。

桑名の町もやはり城下町だけあって、意識的に街道は曲がりくねって通っているのですが、この町の嬉しいところは通りの要所要所に東海道を示す石標や案内板などが設けてあるところです。旅人にやさしい町だなあ、と感じます。

Photo_7

また道路上のマンホールのふたは可愛いハマグリのデザインでした。この旅を始めてからいろいろな市町村によってマンホールのふたのデザインが違っていて、それぞれ工夫されており面白いことに気づきました。

12時30分町外れの「町屋橋」を渡りました。その後、四日市に向かって一路街道が続いています。

街道沿いの説明板によると、この辺りはその昔、見事な松並木が続いていて旅人を眼をなごませてくれたそうですが、太平洋戦争中に航空機の燃料にするための「松根油(しょうこんゆ)」を採るために根こそぎ掘り返されて跡形もなくなってしまったそうです。

戦争は多くの人命も奪いましたが、松の木でさえその命を絶たれたのですね…。(このあたりは少しうつむき加減で歩いています)

1時30分、スタートしてからそろそろ3時間になるので一休みしたいなと思いますが、それらしいお店が全然ありません。トイレにも行きたいのですが、コンビにもレストランもガソリンスタンドも見当たりません。

2時30分我慢できないので、街道から少し外れて大きな通りに出てみるとスーパーマーケットの隣にこぎれいな飲茶の店がありました。なぜかちょっと刺激的な味がほしくて、坦々面を注文してすぐにトイレに駆け込みました。

坦々面を美味しくいただいた後、また東海道に戻り、歩き始めました。

3時40分、「四日市の宿場」に近づいてきたようです。今日は四日市を通り過ぎてその次の「石薬師の宿場」まで歩くつもりでしたが、朝のスタートが遅かったことと日暮れが早くなってきたことで、以前のように1日目から長距離歩くことが難しくなってきました。

それに今日は体調もいまひとつ良くないので、急遽予定を変更して、四日市泊まりにしようかな、と考えながら歩き続けました。

Photo_8 Photo_9

4時ごろ三滝川に掛かる「三滝橋」を渡りました。広重の絵にはこの橋の上で、かぶっていた笠を飛ばされて追いかけている旅人の絵がコミカルに描かれていますが、やはり今日も橋の上は川風が強く吹いており、私もかぶっている帽子を脱いで手に握って渡りました。

Photo_14 三滝橋を渡ると、左手にこの辺りの名物の「なが餅」を売る老舗らしい店が現れました。中に入ってみると昔の参勤交代の大名でさえ立ち寄って食べたと言われる美味しそうなお餅が並んでいました。

「一ついただけますか?」と聞くと、「ばら売りはいたしません」「一番小さなものが7個入りの箱です」とのこと。大振りのお餅ですので一人で7個は食べ切れません。

「ああ、そうですかぁ…」と言えば「どうぞ一つぐらいなら味見してください!」と言ってくれるかなと思ってしばらくそこに立っていましたが、お姉さんたちは一向に声をかけてくれません。

重い足を引きずって、そっとお店を離れました…。

Photo_11 

日も暮れかかったころ四日市の町に入りました。東海道は賑やかなアーケードの商店街に変わりました。

昨日プロ野球の日本シリーズで地元の中日ドラゴンズが優勝したので、アーケードには大音量で「燃えよドラゴンズ」の曲が流れています。いつの間にかその曲のリズムに歩調を合わせて歩いている自分に気づき、苦笑していました。

その後、近鉄四日市駅の近くのビジネスホテルに入り、チェックインしました。四日市は思っていたより大きな街で、ホテルの周りにはたくさんのお店や食べ物屋、飲み屋などがあります。

ホテルのフロントでこの辺で一番美味しい飲み屋さんを教えてもらい、シャワーを浴びた後、出かけましたが、その店は既に満員で入ることができず、残念でした。

その後もぶらぶらと歩き回ってよさそうな店をさがしましたが、なかなか見つかりません。

Photo_13  仕方なくホテルのすぐそばの寿司屋さんに入り、地魚の刺身を肴に冷酒を飲みました。飛び込みで入った店にしてはお肴が美味しく満足しました。

その店を出ると、まだ時間が早いので、夜の四日市をぶらぶら散策しました。それにしても四日市は飲み屋の多い町です。どうしてこの町にはこんなに飲み屋が多いのか不思議に思えるほどでした。

その後、ホテルに戻り、明日に備えて早めに床に着きました。

« 知立~鳴海~宮へ 10月7日 | トップページ | 四日市~石薬師~庄野~亀山へ  11月3日 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/358713/8760882

この記事へのトラックバック一覧です: 桑名~四日市 11月2日:

« 知立~鳴海~宮へ 10月7日 | トップページ | 四日市~石薬師~庄野~亀山へ  11月3日 »

フォト
2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ