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2007.11.21

亀山~関へ  11月4日

7時起床、ホテルで朝食をとった後、8時ちょっと前に出発しました。

Photo_2 昨日の最終地点の亀山城の下まで戻り、そこから再びスタートです。

地形をよく観察すると、この亀山宿は下を流れる鈴鹿川の河岸段丘の上にできた宿場だということが分かります。

昔は洪水から逃れる手段があまりなく、最初から洪水を予測して高い場所に集落を作ったようです。それでも東海道を歩いていると、いくつかの宿場は洪水で壊滅して、別の場所に町ごと引っ越したというところがあるくらいです。

Photo_3 しばらくすると大きな一里塚が見えてきました。「野村一里塚」です。大きな椋(むく)の木が枝を広げています。

東海道に残っている一里塚の中でもこれだけの大木が生き延びている一里塚はめずらしいです。おそらくこの木は江戸時代から何百年もの間、東海道を旅する人々を眺めてきたことでしょう。

この辺りは畑が多く、のどかな農村風景が続いています。

Photo_4 その後、街道は鈴鹿川に沿って続いています。川沿いの道は緑が多く、車もほとんど通ることがなく、ゆったりとした気持ちで歩くことができます。

Photo_24   9時半、「関宿」に近づいてきました。昨日の亀山宿の寿司屋の女将さんが「明日は関宿の一年に一度のお祭りだからゆっくり見物するといいですよ。」と言っていましたが、だんだん宿場町の中に進んでいくと向こうのほうから祭りのお囃子らしきものが聞こえてきました。

それにしても一年に一度のお祭りの日に「関宿」に来ることになったその偶然の幸運に自分でも嬉しくなり、秋の空にむかって思わず「ありがとうございます!」と声をあげたくなりました。

今日は本当は「関宿」のもう一つ先の「坂下宿」かその先の「土山宿」まで歩こうかと思っていたのですが、昨日痛めた右膝の調子も良くないし、東京に帰るのに6時間もかかることを考えると、この「関宿」でゆっくり「街道まつり」を堪能して半日を過ごし、ここから東京に帰ることにしようと思います。

Photo_7 この「関宿」は亀山市が街並みの保存に力を入れ、懸命に江戸時代の建物や街並みを保存・維持しているだけあって、東海道五十三次の中でも他に例を見ないほど、江戸時代の風情がそのまま残っているところです。

このまま時代劇の映画の撮影に使って、ちょんまげ姿のお侍や三度笠にかっぱ姿の旅人が通っていても何の不思議もないのではないでしょうか。

Photo_8 Photo_9

今日はお祭りなので、あでやかな着物姿の老若男女が街道に集い宿場全体が華やかな雰囲気に包まれています。

長さ1.8キロある宿場をひと通り歩いてみました。昔の建物の修復・再現・保存は徹底していて電柱の1本もない街道沿いに昔ながらの作りの旅籠や民家や、商店などが並んでいます。

Photo_10 Photo_11

驚いたのは郵便局や銀行なども江戸時代風の建物になっていたことでした。

普通に人々の住む町のようですが、ここに住む人々は江戸時代の人情やゆったりとした気分をもって生活しているのでしょうか。

Photo_12

10時からパレード(?)が始まりました。可愛い着物姿の子どもたちが乗った大きな山車やさまざまなお神輿、仮装をした人々の行列などが宿場町の端から端までを練り歩きます。

Photo_13 Photo_14

街道が狭いので山車が道路一杯ぎりぎりに通り、ひときわ大きく感じられます。

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笛や太鼓のお囃子とともに若い衆の勇ましい掛け声、おじいさんが唄う馬子唄などが宿場の中に流れて行き、まさに日本の昔のほのぼのとしたお祭りの原点が感じられるような気がしました。

Photo_18 Photo_19

中でも私が一番引きつけられたのは、年に一度のお祭りを喜ぶ、晴れやかで幸せそうな表情の、子どもたちや男たち、女たち、お年寄りなどの顔、顔、顔でした。

ひとしきり祭りを堪能し、お店の焼きだんごや露店のうどんなども美味しくいただいた後、街道をはずれて坂道を下ってJRの「関駅」へ行きました。

Photo_20 1時間に1本だけの電車はたった今出たばかりで、これから1時間待たなければなりません。しかし、すっかり江戸時代の時間感覚になっている私には少しも苦になりません。

駅舎の畳のスペースにリュックを枕にして横になったらすぐに眠りにおちいりました。

起きるともう次の電車の5分前、小さな電車に乗って「亀山」まで戻り、そこから乗り換えて名古屋に出ました。

Photo_22 Photo_26  

名古屋駅で1時間後の新幹線の切符を買って、駅ビルの中のレストランに入り、名古屋名物の「手羽先」でビールを飲み、「きしめん」で腹ごしらえをしてから新幹線に乗りました。

新幹線に乗ると飛行機のキャビンアテンダントのような格好のお姉さんが丁寧にお辞儀をしておしぼりを持ってきてくれました。

「今日はまたいつもと違ってサービスがいいなぁ…、それに気のせいか座席もゆったりとしているなぁ…」と思っていましたが、しばらくしてそこがグリーン車だということに気がつきました。

先ほど自動券売機でクレジットカードを使って新幹線の切符を買ったのですが、そのときによく確認をしないで間違ってグリーン車の切符を買っていたようです。

グリーン車に乗ることなど庶民階級の私には初めてのことです。

今回は膝の痛みにも負けず、よく頑張って歩いたのでそのご褒美かもしれないと思い、幸せな気分で東京までの、しばしのプチ贅沢旅を楽しみました。

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