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2007.05.30

丸子から藤枝まで 5月27日

 7時起床、窓の外を見ると今日も朝からカンカン照りのお天気です。今日も熱中症に気をつけながら歩かなければなりません。

 昨夜コンビニで買ってきておいた「おにぎり」で朝食をすませ、部屋でストレッチをした後、8時ちょうどにホテルを出発しました。

静岡駅の北側からバスに乗り、昨日の到着地点「丸子(まりこ)」まで戻りました。

9時15分にとろろ汁の「丁子屋」の前を再びスタートして岡部(おかべ)を目指しました。今日は岡部を通り越してもう一つ先の藤枝まで歩く予定です。

丸子宿のはずれを歩いていると、民家の玄関に立っている人が「こんにちは!」と声をかけてくれます。こちらも丁寧に頭を下げて、明るい声で「こんにちは!」と挨拶を返すと、とても清清しい気分になります。

Photo_97 宿場を出たところで振り返ってみると、丸子宿というのは山間の小さな宿場町であることがよく分かります。

その後、国道1号線としばらく合流して歩きます。太陽が次第に高くなり、自分の影が短くなってきました。それとともに暑さが厳しくなり、また頭がボ~ッとしてきました。

しかし、この頃から今日は昨日と違って風が吹き始め、爽やかな気分になってきました。ずっとこの調子だと今日は無事に藤枝まで歩き通せそうです。

Photo_98 しばらく歩くと「宇津ノ谷峠」の登り口にさしかかりました。古い家並みがしばらく続き、集落全体が意識的に清楚に整備されていることが分かります。

Photo_99 坂道の途中に「お羽織屋」という屋号の家があります。昔、小田原征伐のためにここを通りかかった豊臣秀吉がこの家の主人の言動をいたく気に入り、戦に勝って帰るときに再び立ち寄り、ほうびとして陣羽織を与えたそうです。

以後、この家を「お羽織屋」と呼ぶようになったとのこと、現在もここではその羽織を展示しています。

Photo_100 その家の裏側が入り口になっており、立ち寄ってみると、優しい感じのおばあさんが羽織にまつわる話を丁寧に語ってくれました。話はいつまでも続きそうでしたので、先を急ぐ私は適当なところでお礼を言ってその場を離れました。

江戸時代にはこの羽織のことが有名になり、参勤交代の途中の大名たちもわざわざ立ち寄り有難そうに羽織をさわっていったそうです。そのために白い部分が手垢で変色してしまったとおばあさんが言っていました。

Photo_101 その後、宇津ノ谷峠の登り道に入りました。ここは鬱蒼とした杉林や竹林の中の薄暗い峠道で、出会う人もない静かなところです。

道の真ん中に大きな木の枝が落ちていました。近づいていくと、突然その枝がシュルシュルと音を立てて動き始めました。

びっくりして思わず飛び下がりました。心臓がドキドキしているのが分かります。

よく見ると大きな蛇です。じっと見ていると蛇もこちらを見ています。よく観察すると、長さが2メートル近くあり、太さも親指と人差し指でつくる丸よりももっと大きく、迫力があります。

しばらくにらみ合っていましたが、蛇は林の中に消えていきました。

後になって写真を撮っておけばよかったと思いましたが、やはり急な出現にびっくりしてそれどころではありませんでした。

Photo_135 11時過ぎに宇津ノ谷峠を越えて、岡部の宿場に近づいてきました。

太陽はいよいよ真上に近づき、自分の影はほとんどありません。

ちょうどお昼ごろ岡部の「柏屋」という昔の旅籠に着きました。今は復元されて資料館になっています。そこを見学したあと、裏にある土蔵を改造したレストランで「とろろそば」を食べました。

Photo_103 このあたりは昔から「とろろ」の名産地ですので、食べてみようと思ったのですが、普段は食べようとも思わない「とろろそば」がびっくりするほど美味でした。冷たく冷えたそばと喉越しのよいとろろが暑い街道を歩いてきた私には何よりも美味しく感じられました。

再び岡部の宿場を通り抜ける道を歩き始めました。カンカン照りの道は人通りもほとんどありません。

Photo_104 Photo_105 Photo_106 Photo_107

岡部にも丸子と同じように家々に屋号を書いた木札が掛けられています。いろいろな屋号を興味深く見ながら歩きました。

その時むこうから足の不自由な若い女性が歩いてきました。私は何となく見て見ぬ振りをして、すれ違おうとしました。すると突然むこうから「こんにちは!」と明るい声で声を掛けられました。

私はそのお嬢さんの笑顔になぜか救われるような思いをするとともに、自分を恥ずかしくも感じました。

その後もユニフォームを着た少年野球の子どもたちの集団や、女子高校生などに「こんにちは!」と声を掛けられました。

このあたりは学校などで挨拶をするように教育されているのでしょうか、それとも昔から栄えた宿場町としての風土が、そこにすむ人々を旅人に優しく作り上げたのでしょうか。

Photo_136 2時半、藤枝の街に入ってきました。商店街が続いており、アーケードが歩道を覆っているので、しばらくは日陰を歩くことができそうで嬉しいです。

Photo_109 3時25分、今回のゴールである藤枝駅に無事到着しました。新幹線の切符を買ったあと、しばらく時間があったので駅のコーヒーショップでアイスコーヒーを飲んで一息つき、その後静岡へ出て新幹線に乗り換えて東京の自宅に戻りました。

次回は藤枝から再びスタートです!

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