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2007.05.03

吉原から由比へ 4月28日

8時ちょっと過ぎ、鯛屋旅館を出発しました。ご主人が表まで出てきて、火打石を打って今後の旅の安全を祈りながら見送ってくれました。

しばらく歩いて振り返ると、見えなくなるまで手を振って送ってくれていました。旅先ではこのような人情あるれる行為がこの上なく嬉しく感じるものです。

少し歩いて潤井川を渡ると、「鶴芝の碑」がありました。ここには昔「鶴の茶屋」があり、多くの旅人が休憩をとったそうです。本来はここからの富士の眺めが美しいそうですが、今日は雲がかかっていて残念ながら富士山は見えません。

Photo_66 10時半、富士川にさしかかりました。思っていたよりずっと川幅の広い川です。昔は橋がなく、渡し舟などで渡ったようです。

今は長い橋がかかっていますが、長さが300メートルもあろうかと思われるほどに感じられました。本当ならここからの富士山もさぞきれいだろうと想像されますが、今日はまったく見えません。

Photo_67 橋を渡ったところから河岸段丘を登る道が街道になっています。狭い道幅のところですが、東海道の名残が残っていて、なかなか風情があります。

Photo_74 その先に「岩淵の一里塚」がありました。ここは道の両側にちゃんと塚が残っていて、大きな榎も枝を広げています。これだけちゃんと残っている一里塚もめずらしいです。

そのまま歩き続けると街道のすぐそばで鶯がさかんに鳴いています。「ホーホケキョ」と鳴く鶯の声はいつどこで聞いても心を癒してくれるから不思議です。

Photo_129 街道は再び街中に入り、「新蒲原駅」に出ました。駅の近くには広重の「夜の雪」の碑がありました。このあたりは冬でも気候温暖な土地であるにもかかわらず、なぜ広重が雪景色の蒲原を描いたのかは謎になっているようです。

ここで軽い昼食をとってからすぐにまた歩き始めました。

2時半、由比の本陣公園に着きました。ここには「東海道広重美術館」があります。昨晩泊まった「鯛屋旅館」の主人がぜひ寄るように言っていたので、立ち寄りました。

中には広重の浮世絵の原画が展示されており、東海道五十三次の浮世絵もすべてそろって展示されていました。一枚一枚ゆっくりと鑑賞し、改めて江戸時代の東海道のイメージを頭の中にしっかりと焼き付けました。

その後美術館の隣の「御幸亭」を訪れました。ここは明治天皇が休憩されたところから「御幸亭」と名づけられたものだそうです。ここでは美しい日本庭園を眺めながら、お抹茶とお菓子の接待を受けました。

ここで1時間半ほどゆっくりと時間を過ごした後、今日の目的地「由比」に向けて再び歩き始めました。

Photo_64 4時前に由比の街中に入りました。ここは日本一の桜エビの漁獲量を誇る町ですが、小さな漁港です。街道は「桜えび通り」名づけられており、桜エビを扱うお店が何Photo_71 軒もありました。

Photo_69 通りを外れて漁港に行ってみると、何十隻もの桜エビ漁船が小さな港にぎっしりと停泊していました。

4時過ぎに今日の宿である「見晴旅館」に着きました。昨晩、由比の宿を調べて、別の旅館に電話をしたのですが、予約がいっぱいでとることができず、この「見晴旅館」が空いていて予約がとれたのです。

Photo_70 中に入ると感じの良い女将さんが笑顔で出迎えてくれました。思っていたよりもずっと清潔できれいな旅館なのでほっとしました。

Photo_73 今日は新鮮な桜えびが入っていますのでお楽しみくださいとの女将さんの話にますますうれしくなりました。

部屋に通されると女将さんが「あら、さっきまで見えなかった富士山がほら、あんなにきれいに顔をみせましたよ!」と明るい声をあげました。なるほど部屋の窓からは夕日に照らされて、少しピンクがかった富士山がくっきりと浮かび上がっています。

これは何から何までついているぞ、と浮き浮きしてきました。その後お風呂に入ったあと夕食をいただきました。

夕食はまさに「桜えびづくし」で、桜えびの刺身、桜えびの酢の物、桜えびの煮浸し、桜えびのかき揚げ、桜えびのすき焼き風鍋物などなど、これでもかこれでもかと言わんばかりの「桜えび攻勢」です。

しかし、一つ一つみんな味や風味が違っていて美味しく、「まだ来い、まだ来い」と言いたくなるほどの勢いで満足していただきました。

その他にも目の前の海で獲れたばかりというアジやヒラメの刺身や太刀魚の塩焼きなども出ましたが、残さず全部いただきました。

一泊二食付きで9千円ちょっとの安さでありながら、割烹旅館並みの豪華な夕食が出て信じられないほどです。またもう一度来たいと思わせる宿です。

その後、もう一度お風呂に入ってから、入念にストレッチをして、エアーサロンパスを両足に吹き付けた後、今日もまた早めに寝ました。

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